帝京高校吹奏楽部〜Teikyo Jazz Orchestra Swinging Honey Bees〜

部活概要

帝京高校吹奏楽部はアメリカのニューオリンズで生まれたジャズに特化した部活動です。普段の練習では「帝京高校Swing Honey Bees」という名前のビッグバンドや小編成のコンボバンドとしてセッションやアドリブ等ジャズならではの練習も駆使しながら活動を行っております。多くのジャズイベントにも参加をいたします。
ジャズは部員達の個性やコミュニケーション能力を無理をさせず伸ばす事のできる、多感な年頃に適切な音楽形式であり表現方法です。活動の様子はホームページ等の動画でご覧いただけると思います。多くの新入生の皆さんのご入部をお待ちしております。
野球、サッカーの応援演奏の時のみ吹奏楽編成になります。部員達は楽器を持ち替えて応援に向かいます。ですのでたくさんの楽器が経験出来ます。楽器は学校にありますので自分に合うものを自由にお選び下さい。掛け持ち例ではジャズバンドではトロンボーンで応援ではホルン、ジャズバンドではドラムで応援ではバリトンサックス等でした。
吹奏楽とジャズバンドの編成の違いはジャズバンドには吹奏楽にはないリズムパートが存在し、ピアノ、キーボード、ベース、ギター、ドラム、ラテンパーカッションにヴォーカルに至るまで自由に選ぶ事もでき、自分の可能性を広げることができます。高校生徒共に中学生の募集も行っております。中学生は無理をしないように中学三年間で勉強と両立をしながら、講師の先生方や高校生より指導を受け、ゆっくりと活動をいたします。初めてのジャズでも安心です。
近年では音楽大学に進学し、音楽活動を専門的に継続している卒業生も多くおりますので、夢も広がってきております。(音楽監督・後藤健一)

練習日程について

日頃の練習:月火木金土の週5回(2023年度。2024年度は平日休みが変更予定あり)。日曜日はイベントが入る事があり、休みはその都度調節しております。
活動時間:平常時18時まで、土曜日16時まで。
上記のように活動日程にゆとりがあるため、勉強との両立も厳しいことではありません。

顧問について

帝京高校吹奏楽部は現在顧問2名体制で活動しております。2名ともに全ての活動に関わりますが、専門は以下の通りとなっております。
後藤健一(音楽監督):音楽科講師。部活では音楽指導全般、選曲担当。
伊藤美千子(顧問):数学科教員。部活ではイベント等の渉外、学習指導全般。

校内で見かけたらぜひお声がけくださいね。

進路について

本校吹奏楽部は成績規定に伴い赤点を多数とってしまった生徒、自分なりに成績が下がって不安を感じている生徒には勉強指導を行っています。期末考査後は休暇中の宿題チェック及び休み期間中、学校で行う講習参加必須という流れになっています。

日頃、進路相談も受けております。昨今の受験方式は様々でオール帝京選抜試験、総合型選抜入試、指定校推薦、公募制推薦、一般試験等、多岐に渡ります。個々の学力や将来自分が進むべき進路に合わせ、志望校や受験方式を選び、それに合わせた進路指導を行います。

総合型選抜・公募制推薦の試験内容は各大学により様々ですが、面接、小論文などを課す大学がほとんどです。受験時期は夏から11月までにかけての大学が多いため夏休みはまさに試験準備の大詰めとなるわけです。部活を引退しないで両立をやりきるのが本校吹奏楽部のやり方です。夏休みには部活が始まる前の早朝や部活動の合間に職員室で国語教員から論文指導を受ける生徒や、担任、教科担当と面接や口頭試問の練習をしている生徒もいます。また、当日の面接ではほとんどの生徒がJAZZをやっている部活について、部活動で行った様々な場所での経験などを聞かれたようで、楽しかった思い出を話しているうちに面接が終わってしまうこともあるようです。
部活を通してコミュニケーション能力を習得していく事、数多くの演奏会に出演させて頂きながらその中でたくさんの方々から支援されていることのありがたさを感じていく事、緊張する中で実力を出していく事、部活の運営や選曲などのミーティングを通して自分の意見を積極的に話す力を身につけていく事、これらの一つ一つの事柄が総合型選抜・公募制推薦合格を導いているように思えます。

JAZZは楽しみながら己を成長させてくれる音楽です。指揮者がいない演奏、1人1パートの演奏曲、ロングソロ、アドリブ演奏、数多い曲数、そして本校では応援時の楽器との持ち替えなどかなりハードなことではありますが、生徒たちは実に楽しみながらこの一つ一つと真剣に向き合いながらたくさんの事にチャレンジしていきます。
この力が勉強との両立力、そして自分の実力以上の事に臨んでいくチャレンジ精神を養っていきました。こうして「上位大学でも学びたいことがあればチャレンジしていく」と推薦や指定校がなかった大学を一般試験にて受験する生徒もいます。結果として浪人という選択肢をとることもありますが、「自分の将来を決める大事な進路だから妥協したくない」と翌年の入試には希望通りの結果を出しています。(顧問・伊藤美千子)

受験体験記

10年ほど前まで進路が決まった3年生には受験体験記として記事を書いてもらっていましたが、すっかりご無沙汰となっておりました。2022年度卒業生より復活いたしました。
ここを巣立っていく卒業生全員の将来が輝かしいものとなりますよう、顧問・副顧問ともに祈っております。
そして…今、大学生及び専門学校生の先輩たち、まだ受験体験記は募集しておりますので、後輩のために一筆よろしくお願いいたします。

2023年度卒業生受験報告
2022年度卒業生受験報告