帝京高校吹奏楽部〜Teikyo Jazz Orchestra Swinging Honey Bees〜

第36回ジャパンスチューデントジャズフェスティバル2021

スチューデントジャズフェスティバルを開催してくださりありがとうございました。

8月4日、第36回ジャパンスチューデントジャズフェスティバル2021の為のレコーディングを行いました。例年は、神戸まで遠征に行き会場の舞台での演奏をする出場という形ですが、今年度は新型コロナウィルスの影響で音楽室でレコーディングをし、ビデオ審査という形で出場させて頂きました。また、そのレコーディングも当初の予定から少し遅れて、さらに部員1人が出れない中でのレコーディングとなりました。曲目は東京の大会(スチューデントジャズコンテスト)と変わらず「Cute」「My man benny」「Soon」の3曲で臨みました。

直前で部員が参加出来ないというのはとてもショックな事でした。しかし、先生がここで諦めるのか?と気合いを入れ直して下さり計画を練り直して無事録音する事が出来ました。東京の大会を終えた後に改善点を話し合い、数少ない合奏でより良いものを作れるよう努力しました。演奏してる時は音楽室に居るはずなのにまるで舞台に立ってる様な気分になる事が出来ました。本番中のアイコンタクトはその気分を部員みんなで共有出来ている様な感じがして、とっても嬉しかったです。
そして、結果としてベストパフォーマンス賞、個人賞ではトロンボーンが受賞致しました!SJFでの受賞は久しくなかったということでとても嬉しいです!今のご時世の中このような体験が出来たこと、誇りに思います。ここまで支えてくださったたくさんの方々には本当に感謝しています。ありがとうございました!
また、人数が少ない3年生の為にたくさんの後輩がバンドに乗ってくれたお陰で大会に出る事が出来ました。お守りも渡してくれたりして心強かったです。本当にありがとう!

大会に向けての練習としては、各自が家などで録音したものを送りあったり、合奏出来ない分セクションの練習に力を入れ、少ない合奏で効率の良い練習を心がけました。そこでセクション練習の大切さに気がつくことが出来、合奏が出来ない事をプラスに変えられたと思います。

コロナ禍での部活動は今回の事に限らず、たくさんの影響を受けてイベントが急遽中止になったり、延期になったりと難しい事がたくさんありました。普段の部活動自体も思う様に出来ない日もありました。自分達の心境としても、我慢しなければいけない理由が分からない程子供ではないけど、諦めきれるほど大人でもなくて、正直なところ苦しい事が多かったです。しかし、悪い事だけではく、イベントがない分アドリブでのソロに力を入れました。昨年度よりもより自分達の求めるジャズに近づけたと思います。私も今回の大会曲では1曲目のcuteと3曲目のsoonにソロがありました。練習が出来ない日にはプロのソロを聞いたりして、次の日に真似してみたり等、時間の有効活用ができたと思います。
このように、色々な事で辛かったり苦しい事が多い年だったとしても「コロナ禍だったから何もなかった」より「コロナ禍だったけどやれる事を精一杯頑張った」と思える方が良いと思います。入った当初からコロナ禍だった私の後輩の代はきっと私達の代よりも辛いことがあるかもしれません。けれど自分は諦めずにここまできて本当に良かったと思っているので、後輩にも来年こう思える様に頑張って欲しいなと思います。
最後に、このような状況下でここまで部活動ができて、結果を残せた事本当に嬉しく思います。支えてくださった顧問・副顧問の先生、家族、後輩、同期には感謝でいっぱいです。次にこの曲を演奏するのは、東京の大会で勝ち取った浜松での全国大会と定期演奏会です。もっともっと良いものをお届け出来るように今回の反省を活かして頑張りますので応援を宜しくお願い致します!

高校3年Saxパート 部長 こんぶ

個人賞受賞者コメント

今回受賞することができ本当に嬉しかったです!私は東京の大会で賞を取ることが出来ずとても悔しい思いをしました、しかしソロを変えリベンジすることが出来て良かったです。自粛期間に色々なジャズを聴き、自分でフレーズを書いてみたり、地道に考えてきた成果を発揮できました。こうして受賞できたのはアドバイスをくれた仲間や応援してくださった方のおかげだと思います。多くの方に感謝しています。本当にありがとうございました。

高校3年Tbパート バンドマスター すあま

演奏曲目

1.Cute
2.My Man Benny
3.Soon

みんなの思いをのせた気合の入ったTJOです。
3年生はこの大会を最後に仮引退する部員もいます。