国立音楽大学・池田先生レッスン
7月23日、本校音楽室にて国立音楽大学の池田篤先生にレッスンを行っていただきました。
レッスンが始まりチューニングを各パートごとにしていると、池田先生が出す独特の雰囲気でその場の緊張感はより一層増し、日々の練習の数倍の集中力と緊張感が生まれました。そんな中、私は未だかつてない程の重圧に押しつぶされそうになっていました。それは私が2年生の途中から入部したために、音楽的知識が乏しく、また音楽的技術も乏しいがために生じた重圧でした。
自分なんかが音楽のプロフェッショナルの前で演奏していいのだろうか、と心で呟きながらチューニングを終え、合奏に移りました。
合奏を披露した後、そこで私は池田先生からこう指摘をされました。「君はもっと音出しても大丈夫だよ」そこで私は気づきました。自分が自信を持って演奏していなかったということにです。いかに重圧のかかる場面であっても自分に自信がなかったら、音も小さくなってしまうし、良い音色を奏でることも難しくなります。
また、先生はこうもおっしゃっていました。「アルトサックス、リードトランペット、そしてバリトンサックスの三つの楽器が、演奏を支えるんだ」。
私は今まで花形のアルトサックスや、トランペットにバリトンサックスはどこか劣ると感じていました。主旋律はあまり吹かないし、出る音も低いからです。しかし先生の言葉で価値観が変わりました。ビッグバンドには、他の楽器に劣らない様々な個性ある楽器が混在しているのだと感じました。
この他にもたくさんの指導をしていただきました。音を遠くへ飛ばすための練習法、自分でリズムを掴むことの重要性など、ためになるアドバイスばかりでした。
今回のレッスンで私は様々なことを学ばさせてもらいましたが、この経験が無駄にならないように今後の部活動に生かし、更なる飛躍をしていきたいです!
池田先生、ありがとうございました。
Report:2年Bs 裕次郎